この記事を書いた人
武田 誠 (たけだ まこと)
個別指導塾 塾長 / 元・中学校数学教師
元・公立中学校の数学教師。現在は個別指導塾の塾長として、15年間で500人以上の生徒を指導し、成績を平均20点以上アップさせてきた。特に、部活動と勉強の両立に悩む生徒の「最初の小さな一歩」を後押しし、学習を習慣化させるサポートを得意とする。生徒一人ひとりの「なぜ?」に寄り添い、自信を育む指導をモットーにしている。
中間テスト、思ったより点数が悪くてショックだったよな。部活もあって忙しいのに、周りはどんどん先に進んでいる気がして、「次こそは!」って焦る気持ち、痛いほどわかるよ。でも、じゃあ何から手をつければいいのか分からなくて、結局何もできずに時間だけが過ぎていく…。
でも、この記事を読めば、もう迷う必要はない。
巷にあふれるたくさんの勉強法ではなく、君が今日から始められる、たった一つの、でも最も効果的な方法を教えるから安心してほしい。
この記事を読み終える頃には、君は次のテストで「やればできる!」という自信を取り戻すための、具体的な第一歩を踏み出せるようになっているはずだ。
なぜ、まじめな君が頑張っても数学の点数は上がらないのか?
テストで失敗した生徒がやりがちな、一番の間違いは何だと思う?
それは、焦って新しい、分厚い問題集に手を出すことなんだ。
塾の先生をしていると、「どの参考書が一番いいですか?」って、毎年必ずこの時期に聞かれる。その気持ちはすごくわかる。何か新しいことを始めれば、変われる気がするよな。
でも、考えてみてほしい。今の君に必要なのは、まだ解けない難しい問題に挑戦して、さらに自信をなくすことだろうか?違うよな。
君の成績が伸び悩んでいる原因は、能力ややる気の問題じゃない。ほとんどの中学生が、君と同じように「勉強の始め方」を間違えてしまっているだけなんだ。だから、自分を責める必要はまったくない。
結論:新しい問題集は今すぐ閉じよう。最初にやるべきは「間違いノート」作り、ただ一つ。
結論から言おう。君が今すぐやるべきことは、たった一つ。今回の中間テストで間違えた問題だけを使った、「間違いノート」を作ることだ。
なぜなら、最短で点数を上げるための本質は、新しい知識を詰め込むことではなく、自分の弱点やクセを客観的に知る「メタ認知」にあるからだ。そして、その「メタ認知」を実践するための最強のツールが、この「間違いノート」なんだ。
今の君が新しい問題集に手を出すのは、穴の空いたバケツに必死で水を注いでいるようなもの。まずはその「穴(=弱点)」がどこにあるのかを正確に見つけて、一つひとつ丁寧に塞いでいく作業が何よりも重要なんだ。

【3ステップで完成】塾長直伝!絶対に成績が上がる「数学復活ノート」の作り方
「ノート作りって難しそう…」と思ったかもしれないけど、全くそんなことはない。見た目の綺麗さなんてどうでもいいんだ。大事なのは中身だけ。
これから教える3つのステップ通りにやれば、誰でも自分だけの「最強の参考書」が作れるから、ぜひ真似してみてほしい。
Step1: 問題を「貼る」
まず、大学ノートを用意しよう。そして、今回の中間テストや、いつも使っている問題集で間違えた問題を、そのまま切り取ってノートの左側に貼る。コピーしてもいいし、書き写してもOKだ。
(ここに、ノートの左ページにテストの問題用紙が切り貼りされている様子の写真が入るイメージ)
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 問題を書き写すのが面倒なら、スマホで撮ってコンビニで印刷するのもアリ。
なぜなら、このステップで一番大事なのは「完璧にやること」ではなく「とにかく始めること」だからです。多くの生徒が「ノートを綺麗に作らなきゃ」と思ってしまい、そこで手が止まってしまいます。まずは一番楽な方法で、最初の1問をノートに貼り付けることから始めましょう。
Step2: 「なぜ?」を書く
次に、ノートの右側に、なぜこの問題を間違えたのか、その原因を自分の言葉で書く。カッコつけず、正直に書くのがポイントだ。
- (例)単純な計算ミス。プラスとマイナスを写し間違えた。
- (例)分配法則の公式をど忘れしていた。
- (例)問題文を読み間違えて、求めるものを勘違いしていた。
(ここに、ノートの右ページに「なぜ?」の欄が書き込まれている様子の写真が入るイメージ)
この「なぜ?」を考えることこそ、まさに君の「メタ認知」能力を鍛えるトレーニングになるんだ。
Step3: 「次どうする?」を書く
最後に、そのミスの原因を受けて、「次からはどうすれば同じ間違いを防げるか」という対策を具体的に書く。
- (例)次は、必ず途中式を書いて見直しをする。
- (例)この公式だけ、ノートの表紙の裏に大きく書いて毎日見る。
- (例)問題文の「〜を求めなさい」の部分に、必ず線を引く。
(ここに、ノートの右ページに「次どうする?」の欄が書き足され、ノートが完成している様子の写真が入るイメージ)
これで、君だけの「数学復活ノート」の1ページが完成だ。
そして、このノートを定期的に見返すこと、特に「なぜ?」「次どうする?」の部分を声に出して読んでみることが、記憶を定着させるための最強の「想起練習」になる。ただ答えを眺めるだけの勉強とは、効果が全く違うんだ。
FAQ:よくある質問
最後に、生徒たちからよく聞かれる質問に答えておくよ。
Q. 字が汚いんですが、大丈夫ですか?
A. まったく問題ない。大事なのは、未来の自分が見て「あ、ここでこう間違えたんだな」と理解できることだけ。見た目の綺麗さより、正直に自分の間違いと向き合うことの方が100倍大事だ。
Q. 毎日どのくらいやればいいですか?
A. まずは1日1問、15分からで十分。部活で疲れている日もあるだろう。大事なのは、毎日続けることで「勉強する」という行動へのハードルをどんどん下げること。学習は量より、まず習慣化がすべてだ。
Q. テストの間違い、全部やらないとダメですか?
A. そんなことはない。まずは、今回一番悔しかった、あの1問からでOKだ。完璧を目指さなくていい。ゼロをイチにすること。それが一番大きな進歩なんだ。
さあ、今日から始めよう。未来は「たった1問」から変わる。
ここまで読んでくれて、本当にありがとう。
君がやるべきことは、もう明確になったはずだ。たくさんの参考書に手を出すことじゃない。たった一つ、君自身の間違いと向き合い、「数学復活ノート」を作ること。
完璧なスタートなんて、誰にもできない。
でも、今日、ノートを開いて、間違えた問題を1問だけ写してみる。それだけで、君の未来はもう確実に変わり始めているんだ。その小さな一歩が、次のテストでの大きな自信に繋がっている。
先生は、君の挑戦を心から応援しているよ。
さあ、今すぐ机に向かって、一番悔しかったあの問題から「数学復活ノート」の最初の一ページを作ってみよう!
[参考文献リスト]
この記事を作成するにあたり、学習習慣の重要性やメタ認知の概念に関して、以下の情報を参考にしています。
- 文部科学省 国立教育政策研究所 「全国学力・学習状況調査」に関する報告書
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